マインドフルネス
マインドフルネスとは?
自分自身を見つめる手続き、それが、マインドフルネスです。医療分野にマインドフルネスを取り入れたカバット・ジンは、「判断することなく一瞬一瞬を自覚すること」と説明しており、瞑想し自分自身に気付くことを目的とし、評価しません。
強いストレスを受け、抑うつや不安などに大きく占められると、どうしても否定的な思考から抜け出すことが難しくなります。
そこで、身体や心に注意を向けることで「今の自分をありのままに見つめる」作業を行い、認知の方法を変え、ストレスからくる様々な症状の緩和や予防が、マインドフルネスにより可能になると言われています。
マインドフルネスによる
治療の取組み
薬だけに頼らないうつ病治療の一環として、マインドフルネスを、うつ病や神経症そしてトラウマ治療に活かしています。
特に、脳を休ませるために集中瞑想を行い、自分の心の状態や身体の状態をありのまま客観的に肯定的に眺め受け入れていく作業を5~10人前後のグループでゆったりとした雰囲気の中で行っています。
参加した患者さん方からは『気持ちのきりかえができるようになった』『自分をふり返る変化のきっかけになった』『眠剤ではよくならなかった不眠がよくなった』といった声を頂いています。参加者を見守るスタッフも『雰囲気から明るくなった』『治療が心の支えになっている』と感じています。