うつ病リワークプログラム
早期の社会復帰に向けて
当院では、うつ病やうつ状態で休職している方や、復職・再就職を目指す方を対象とした復職支援(リワーク)プログラムを開設し、早期の社会復帰に向けた治療や職場との調整などのサポートを行っております。
利用までの流れ
- 当院外来を受診していただき、プログラム利用について主治医にご相談ください。
- 利用が決まりましたらスタッフよりプログラムについて詳しくご説明いたします。
(ご利用についてのお尋ねは当院相談窓口にお問い合わせください)
うつ病からの復職
リハビリテーションプログラム
医師の診断の元、みなさんに合ったプログラムをご案内いたします。
- STAGE.1
リカバリープログラム
( 活動時間:3時間 )
朝起きれない方、引きこもりがちの方が対象
- STAGE.2
フリースペースグループ
( 活動時間:6時間 )
生活リズム改善を希望される方が対象
- STAGE.3
トライワークプログラム
( 活動時間:6時間 )
復職の準備を始めたい方が対象
- STAGE.4
リ・スタートプログラム
( 活動時間:6時間 )
復職直前で高い負荷が求められる方が対象
復職サポート活用6つのメリット
メリット1
出勤時を想定した生活リズムの確立
休職中は寝起きの時間が不規則になりがちです。復職プログラムの定期利用により、無理なく、出勤にあわせた起床・就寝ができるようになります。また、復帰後の生活リズムへの適応を意識した生活リズム作りをサポートします。
メリット2
コミュニケーション能力の向上
体調を崩す過程において、多くの方が上司・同僚・部下、またはお客様とのコミュニケーションに行き詰まり、ストレスを抱えている現状があります。復職プログラムにおいて、苦手とする対人場面について、グループで対応策を検討し、積極的に対人場面を訓練することで、復帰後の対人ストレスを緩和します。
メリット3
再発リスクの低下
発症の要因となった点について、徹底して振り返りを行い、休職を繰り返さないためのポイントをまとめていきます。自身の仕事への取り組み方・コミュニケーションのあり方・ストレスマネジメントのあり方などを見直す中で、利用者の力がより職場で発揮できるようサポート致します。
メリット4
同じ悩み・目的を持つ仲間との出会い
休職中は、「家族への負い目もあって、家に居場所がない。」、「周りの友人に相談してもなかなか病気の辛さを分かってもらえない。」と孤立していかれる方がいらっしゃいます。復職プログラムでは悩みを共有し、復職に向けた不安を緩和することができます。
メリット5
体力向上とストレス発散法の学習
休職中は家で過ごすことが多く、体を動かす機会も少ないため、想像以上に体力は低下しています。 また、1人でできることも少ないため、休んでいるはずが、ストレスを溜め込む場合があります。 復職プログラムではグループで軽スポーツやレクレーションを行うことで、働く体力を養い、体験的にストレス発散のやり方を学習します。
メリット6
利用者に応じたリハビリテーション
職場での評価と復帰後予想される仕事内容に応じたリハビリテーションプランを提供致します。また、復職の可否については、主治医だけではなく、担当のスタッフ(看護師・臨床心理士・作業療法士・精神保健福祉士)全員で検討し、産業医など職場の健康管理スタッフと協力・協議の上、判定致します。
利用者の声
49歳・男性
これまで話をすることがなかった職種・年齢の方と話が出来、思いを共有することができたことが一番良かった。今までの凝り固まった考えがいかに自分に圧力をかけていたか認識できた。50年の人生の中で有効なインターバルをとれた。
37歳・女性
同じ病気の方々と自分のきついところ、悩みなどを一緒に話せたことがよかった。通院時(復職したメンバーと)再開して、「あぁ、頑張っておられるな。」と「私も自分のペースで元気に働いていこう!」と励まされる、仲間ができた。
29歳・男性
毎朝決まった時間にちゃんと起きて、決められた場所に通い、決められた時間を過ごすといった生活リズムを整えることができてよかった。復職して、こういった点が一番大事だと感じた。