1. HOME
  2. 医療関係者の方へ
  3. 後期臨床研修医の受け入れ

後期臨床研修医の受け入れ

後期臨床研修医の受け入れ - 後期臨床研修医の受け入れ | 福岡県大牟田市 不知火病院(うつ病の治療・入院・カウンセリング)

後期臨床研修について

当院は、うつ病専門治療病棟、急性期の重症精神疾患の治療からグループホーム等含めたリハビリテーションシステムまで総合的な精神疾患治療を実施しています。特に社会的にも重要な問題である勤労者のうつ病治療に関しては、1989年にうつ病専門治療病棟「ストレスケアセンター・海の病棟」を全国に先駆けて開設しました。日本のうつ病治療の中でも、一歩踏み込んだ治療を実践していると考えています。

病棟設備環境と共に、独自の治療方針に特徴があり、うつ病専門治療病棟は全開放型の施設であるにもかかわらず、入院中の自殺発生をかなり低く抑えられています。

研修プログラム概要

精神障害についての専門的な臨床技術の修得。診断と治療のために臨床場面で必要な患者とのコミュニケート能力、情緒交流能力、全人的理解を備えた精神科医の育成。当院の特徴であるうつ病専門治療施設「ストレスケアセンター・海の病棟」を主な研修の場とし、より一般的な精神科急性期対応病棟での研修も可能な幅広い研修プログラム。

1年次研修

1年次はストレスケアセンター(ストレス関連疾患の専門病棟・海の病棟)に配属、副主治医として入院患者を数人担当、主治医や指導医の指導のもと、薬物療法や必要な検査などの診療について学びます。研修医の希望があれば一般的な精神科急性期病棟での研修を選択することもできます。

外来研修は診療の陪席から開始、指導医や上級医の新患外来の予診から同席し、外来診療の進め方、診療録記載の方法、処方などについて学びます。この1年で精神障害についての基礎知識の習得や専門的な臨床体験を積んでもらいます。

2年次研修

2年次は社会復帰支援プログラム(職場復帰・デイケアなど)を始めとする様々な治療場面に参加・体験してもらいます。

また、より多くの経験を積んでもらうために、提携医療機関においての臨床研修を選択することもできます。遅くとも2年次研修終了時までには、新患・再来外来を陪席ではなく自身で行う事を目指します。

3年次研修

3年次は各人の到達度や適性を考慮しながら、単に疾病理解にとどまらず、病院運営や各種委員会体験(医療安全管理委員会、院内感染委員会など)、クリニック診療体験等を行います。

最終年次終了までには、精神保健指定医及び精神科認定医の資格取得に必要な症例をそろえている事を目指します。各年次毎に研修発表を行い、年次研修終了を認定します。

研修の特徴

1

修医自身の目的と要望が尊重され、研修プログラムを組むことができる。

2

病棟、外来現場での実践的研修が中心となり、デイケア、クリニック、地域保健、提携医療機関などを希望で選択できる。

3

精神障害の急性期、社会復帰、療養期全てに携わり、症例も幅広く研修できる。

4

個別の臨床指導、コンサルテーション、スーパービジョンおよび症例検討会が充分に行われる。

5

講義やセミナーへの参加、学会発表が奨励され、海外との交流の機会がある。

6

3年間の研修修了時には精神保健指定医、および精神科認定医の資格取得に必要な症例をそろえていることを目指す。その為の臨床経験は病院の豊富な診療実績から十分に可能です。

不知火病院診察実績 (2018年度)

年間新規入院患者数 約450名

1日当たりの外来患者数 約140名

年間外来新患数 約600名

研修環境

うつ病専門治療施設「ストレスケアセンター・海の病棟」、急性期対応病棟、社会復帰病棟、慢性期療養病棟、精神障害者の地域化に関連する施設(精神科デイケア・精神科デイナイトケア・精神科グループホーム)。

当不知火病院は九州の中央に位置し旧炭鉱の街である大牟田市に在り、内海である有明海に流れる堂面川河口近くにあり、おだやかな自然を体感できます。都会の大規模な病院では味わえないアットホームな雰囲気やあたたかさが、研修場所である当病院の医局や病棟、外来等の随所で感じられます。

精神科医になるには格別な研鑽と研修が必要で、実際的な治療手技を学ぶことはもちろん、同時に人格の涵養としか言いようのない全人的な成熟が求められます。個人の真摯さとは、良い研修環境があって初めて花開くのだと思います。意欲ある方々と共に学んでいきたいと私たちは考えています。

内海である有明海に流れる堂面川河口近くにあり、おだやかな自然を体感できます。 - 後期臨床研修医の受け入れ | 福岡県大牟田市 不知火病院(うつ病の治療・入院・カウンセリング)
ストレスケア外来 - 後期臨床研修医の受け入れ | 福岡県大牟田市 不知火病院(うつ病の治療・入院・カウンセリング)
海の病棟 - 後期臨床研修医の受け入れ | 福岡県大牟田市 不知火病院(うつ病の治療・入院・カウンセリング)

指導体制

研修責任者及び指導医
  • 理事長 徳永 雄一郎
    (福岡大学医学部臨床教授)
  • 精神科専門医
  • 精神科専門医制度指導医
  • 精神保健指定医
医師数
常勤:11名 非常勤:4名 (2019年度)

提携医療機関

  • 福岡大学医学部精神医学教室
    (福岡県福岡市)
  • 医療法人卯の会 新垣病院
    (沖縄県沖縄市)
  • 医療法人和敬会 国見ヶ丘病院
    (宮崎県高千穂町)

先輩医師の声 常勤医師 S・N 2010年4月~

平成22年度より勤務しています。1年目は主に急性期閉鎖病棟を担当しました。統合失調症を中心に、うつ病の自殺企図後、双極性障害の躁状態極期、アルコール離脱せん妄などの症例を次々と経験しました。大学では到底考えられない経験量の豊富さに最初は戸惑いましたが、指導医の先生方の的確なアドバイスのもと修練を重ねることができました。2年目は、当院の最大の特徴であるストレスケア病棟(海の病棟)への診療にも入らせていただき、感情障害に特化した入院治療・精神療法のあり方について、臨床に携わりながら学んでおります。外来も週三回午前中に入っており、限られた時間で診療をこなすスキルを勉強しています。

医局はアットホームで、先輩の先生方になんでも相談できる雰囲気が整っています。徳永雄一郎理事長のスーパービジョン(直接指導)は、精神療法のスキルアップのみならず、私個人の人格修養にも絶大な影響を与えています。

医師以外のスタッフにも大変な熱意と寛容さがあり、それぞれの「プロフェッショナルフィーリング」を意識したチーム医療が実践されています。学会参加も積極的で、私も2回発表しました。また、何よりもこの大牟田という地域そのものが、先入観とは大きく異なった寛容さと熱意を持ち合せており、地域全体に支えられて精神科修練をさせていただいている感覚さえあります。

厚待遇、地域の人々の温かさ、そしてスタッフの気持ちの熱さ、たくさんの「あつさ」に支えられ、最高の環境で修練を続けております。ぜひ一度見学においでください。

募集要項

応募資格
  • 医師免許を有する者

  • 医師法第16条の2第1項に定める臨床研修を修了する見込みの者

  • あるいはそれに相応する臨床経験を有する者

募集人数
若干名
研修期間
前期臨床研修修了後の3年間
研修開始
時期
毎年度4月
選考方法
書類選考及び面接
採用の形態
常勤
処遇
給与等、不知火病院規定による

応募方法

提出書類
  • 後期臨床研修申込書
    (当院規定様式)
  • 履歴書(当院規定様式)
  • 医師免許証写、保険医登録票写
  • 推薦書(現在勤務中の施設長、または所属長による)
  • 志望動機書(800字以内 書式は自由)
締切日
毎年度12月20日必着
採用試験日
毎年度1月
(日時・時間については後日連絡)
お問い合わせ先

医療法人社団新光会 不知火病院

〒836-0004 福岡県大牟田市手鎌1800番地
(GoogleMap)

法人事務課窓口

TEL : 0944-55-2000 / FAX : 0944-51-4005

※パンフレットを準備しておりますのでご連絡ください。