専門医によるうつ病の治療方針
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ストレス疾患について

何かとストレスの多い現代、これに伴いうつ病を中心にストレス疾患の増加が著しくなっています。
うつ病は再発率、慢性化率ともに高く専門的な治療が欠かせない病気の一つです。また、時代の変化とともにうつ病の概念が広がり、さらに治療が困難なうつ病が社会問題化しています。

不知火病院では平成元年よりうつ病治療を専門とするストレスケアセンターを日本で最初に開設し、今日までに多くの方の治療を行ってきました。今後も時代に求められる治療の実践に向けて努力していきます。

ストレスケアセンターの基本的な治療方針

1.外来治療

外来治療では、薬物療法に加え、医師が治療に効果的と判断した場合は、臨床心理士やカウンセリングナースによるカウンセリングを実施しています。また、病気休暇中や休職中の勤労者の患者さんに関しては、医師の判断により復職訓練として週3日から5日程度、認知行動療法をとり入れた病院で行う復職支援プログラムに参加して復職をスムーズにするように努めています。
さらに、高齢者の方には、音楽療法を通してうつ症状の軽減を図っています。
症状が重い方には、頻繁な診察のほか、看護師による訪問看護も実施しております。

2.入院治療

治療環境の整備
多くの経験により、病室や病院の空間も治療の大切な要因であるとの観点に立ち、空気の流れを感じられる快適な病室や四季の変化がある周辺の遊歩道などを整備し、五感で自然を感じられる治療環境を提供しています。

さまざまな療法及びカウンセリングの重視
精神療法、認知行動療法、作業療法、音楽療法、家族療法などの療法を症状に応じて適用し、また、カウンセリングを導入して症状の回復だけでなく、体調悪化の原因となった事象にまで治療を行うのが入院治療の基本方針です。さらに、「海の病棟」に入院の患者さんは、症状によってアロマテラピーを施療し心身ともにくつろげる時間を提供しています。

入院中の抗うつ薬の減薬及び断薬
入院患者さんの多くは、薬を減らしたい、なくしたいと希望されています。そこで当院では、入院中に、抗うつ薬を減薬または断薬する試みを行っています。さまざまな療法やカウンセリングなどを重視した結果、実際に薬を減らしたり、なくすことが可能になる患者さんも多くおられます。

うつ病の再発防止
入院中の休養と薬物療法だけでなく、再発防止のために、体調悪化の原因となった事象まで対応するのが、治療方針の一つです。そのためには、さまざまな療法とカウンセリングが重要となります。特にカウンセリングは、患者さん自身の問題点、あるいは今まで気付かなかった認知や対処行動について内省や反省をしてもらうことで再発防止につなげていきます。

復職支援プログラム
多くの患者さんは、退院後は元の職場に復職することになります。このため、入院治療の後半では復職に向けた復職支援プログラムを導入します。具体的には、職場の上司や同僚に対する対応、あるいは仕事上の処理方法の再検討、または、人間関係の負荷を取り除く方法などを具体的に集団で治療する療法となります

入院治療の流れ

1.入院初期

入院初期は、不安や体調不良のために休養と抗うつ薬の服用、可能な方には、カウンセリングを導入していくことになります。
1週間から2週間は、慣れるまでの時間が必要になりますが、その後は、同じようなうつ病の方々との交流が始まったり、カウンセリングが深まるなど、次第に回復に向かうことになります。
規則正しい入院生活とスタッフとの交流などの治療の日々は、自宅療養で不安を抱えながらの治療と違い、症状の変化を実感していただけると思います。

2.入院中期

症状は、だいたい月単位での回復経過となります。症状が順調に回復したのを見計らい、カウンセリングを通し、とりわけ患者さんの体調悪化の原因と再発防止の対策を見つめてもらうことになります。さらには、作業療法や音楽療法も含めた集団療法が行われます。

3.入院後期

復職への不安を払拭するため復職支援プログラムを導入し、実際の職場での仕事のあり方や人間関係の処理方法の問題点について掘り下げて、集団で治療を進めていきます。復職支援プログラムの治療結果については、患者さん本人の同意を得て、職場へ報告を行い、職場もその報告を受けることで患者さんの復職をスムーズにすることとなります。

医療法人社団 新光会

不知火病院

〒836-0004 福岡県大牟田市手鎌1800

TEL:0944-55-2000
FAX:0944-51-4005

不知火クリニック

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